子宮がんは、女性における発生頻度が胃がんに次いで多いがんです。子宮がんには子宮頚がんと子宮体がんとの2種類があり、全く異なる性質を持っています。
子宮がんは、女性における発生頻度が胃がんに次いで多いがんです。しかしその死亡率は、年々減少してきています。それは集団検診や子宮がん検診で早期に発見される人が増えたからです。まずは正しい知識を身につける必要があります。子宮がんには子宮頚がんと子宮体がんとの2種類があり、全く異なる性質を持っています。 子宮頚がんは子宮がん全体の80〜90%を占め、子宮の膣に近い部分(子宮頚部)に発生します。子宮体がんは、子宮の奥の子宮体部の内側を覆っている子宮内膜の粘膜に発生します。閉経後の50歳代に最も多く発生します。
●子宮頚がん
・20歳代〜各年齢層に発生する。
・HPV(ヒトパピローマウイルス/人の身体に乳頭腫というイボをつくるウイルス)の感染が原因と考えられるようになってきています。これだけで癌化することはありませんが、感染がわかれば厳重な経過観察が必要です。
●子宮体がん
・閉経前後〜以降に多い。妊娠経験のない人、糖尿病、高血圧、肥満の人に多く発生する。乳癌既往の人も要注意。
・ 女性ホルモンの卵胞ホルモン(エストロゲン)が影響を与えていると考えられています。 閉経後(1年以上月経がない場合)や、閉経周辺時期の不正性器出血が特徴とされています。
●疑われる症状は?
ともに不正出血で発見されることが多く、月経以外の出血や褐色のおりもの、夫婦生活の時に出血が見られた場合はたとえ少量であっても注意しましょう。
●早期発見が鍵です!
子宮頚がんも体がんも初期には無症状である場合が多いので、早期発見のためには定期検診を受けることが最も大切です。特に子宮頚がんは、早期に発見して治療すれば、ほぼ100%治るがんです。
また、普段から自分のからだの健康状態に気をつけ、おりものの異常や不正出血、性交時出血、下腹部痛などいつもと違う兆候があったら、ためらわず産婦人科を受診することも重要です。
●生活習慣改善アドバイス
・からだを清潔にする・30歳を過ぎたら年に一度は定期検診を受ける・不正出血やおりものは早期に専門医と相談する・1日3食、バランスのよい食生活を心がける・緑黄食野菜を積極的に食べる・肉を食べ過ぎない・太り過ぎに注意する・禁煙する